白色LED用サイアロン蛍光体に注目
<株価の上昇余地はあるだろう>
株価は上昇基調が続いているが、依然として上値を狙う余地はあると考える。インフルエンザ関連としての材料性もあるが、TIWでは10月より商業ベースとして本格販売が始まった白色LED用サイアロン(酸窒化物)蛍光体の成長期待が高まっていると考えるからだ。既存事業も総じて回復傾向が持続しており、新型インフルエンザワクチンの特需を除いても、11/3期は2桁増益を達成できると予想する。
<10/3期業績はインフルエンザ関連の貢献が大きい見込み>
インフルエンザワクチン(従来品、新型いずれも)の売上高計上は3Q(10-12月)が主となるため、3Q累計(4-12月)の業績はやや強めの数値が出るだろう。しかし、10年は新型ワクチンの特需が無くなる可能性もあるため、11/3期の業績には新型ワクチンを保守的に見込む方が賢明だろう。
<白色LED用サイアロン蛍光体で業界標準を目指す>
10月より本格上市をした白色LED用サイアロン蛍光体は、同社の無機や添加剤などの技術により開発。この製品を注目する理由は、(1)参入障壁が高い(ニッチ市場、無機技術の難易度が高い)、(2)投資リスクが少ない(当面の設備投資が10-15億円で対応可能)、に加えて利益率が高いと予想されるからである。(高橋 俊郎)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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