今週末も寒波の性か朝が寒いですね。朝だけですがエアコンかましている状態です。今日なんかは布団は干しましたが日照も多少弱めでちょっと不満足ですか。
さて、今週読んだ本ですが2冊です。
天才数学者、株にハマる
著者:ジョン・アレン・パウロス
訳者:望月 衛&林 康史
出版社:ダイヤモンド社
2004年度出版
大学教授が自分で株を買った際の失敗談をネタにして、色々な株にまつわる一般的な命題に対しての解答を出してくれる本ですね。
例えば市場は本当に効率的なのか、ファンダメンタル分析は役に立つのか、後は逆にテクニカル分析は役に立つのかとかも有ります。
こう言う理論を知りたい人には良い話ではないでしょうか。
ちなみに株に対しての具体的な投資アドバイス見たいな話は、この本に関しては有りません、基本的に理論を磨く本ですね。
平成経済20年史
著者:紺谷 典子
出版社:株式会社 幻冬舎
2008年度出版
幻冬舎新書ですね。標準より、かなり分厚いですが最近の新書なんで文字サイズも大きいですし、内容も読んでいる内に引き込まれてサクッと読めました。
その時々の政権が打ち出す改革の美名に隠れて日本の経済が如何に荒廃の道をたどったかが良く分かる本です。
後、読んでいてマスコミのミスリードにも寒気が走りますね。(単に知識が無いから流されているのか、意図的にやっているかは不明ですが)
この本を読めば経済が回復基調になる度に、時の政権は緊縮財政(ちなみにこの本を読むと政治家に予算配分を伝える財務省の緊縮財政好きも良く分かります…そして各省の中で一番強い財務省の弊害も)を取り、その為に経済が縮小していっている様が良く分かります。
他には、公共事業批判や、郵政民営化のウソとかも。
日本の有権者は、こう言う本を読んで是非勉強すべきではと思います。そうすれば後で自分の選んだ政権に騙されたって言わなくて済むと思いますから。
今週読んだ本に関しては以上です。
では、おやすみなさい。