微妙な心境

また商品先物取引の話。
時は昨日の大引け間際にさかのぼる。
すでに残り時間1分を割れ込んでいた。
金の中の方の限月が何をおもったか軽く10ティックを越す上昇を見せた。たかだか10と思う向きもあるが価格に対する割合でいえば約0.3%、コノ割合がいかに大きいかは過去日記を読めば理解していただけると思う。
あきれ返りつつほかの限月に売り板が十分な厚さを伴って安いままだったので上がったところを売り、そのままのところを買った。
で、本日の寄り付きはそこの限月は帳入れ値に対して69ティック高、今でも62ティック高い。引け値と比べても45ティック高い。

正直なところ上がると思ってる人が性急に2~3ティックあるいはもう少し割高な値を買うことは理解もできるしむしろ裁定の機会発生につながるので大歓迎だがさすがに17ティック高いところをつかんだ人に対しては
「こいつあほか?」
と思った。

が、その「あほ」なひとは45ティック以上の利益を得ている。あるいは損失を回避できている。知りうる限り一番高い手数料体系でも20ティック以上だ。
私が取れたのは13ティック、手数料を引くと10ティック強。
片玉で流れに逆らうことがいかに恐ろしいか改めて感じさせられた。
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
氷原のキツネ 株将軍さんへ

確かに配当に関しては12ヶ月物ですら0.4%すらない金のリースレートよりは魅力的に写ります。
ロートルのジム爺さんのことはおいといてもFRBがしっかりしていないと確かに悪性インフレが起こっても不思議はないでしょうね。
問題は海外株の場合現地通貨建ての場合為替の処置をしくじるとまずいことになります。
ドル以外に対円で弱くなりそうな通貨はすぐには思い浮かびませんが悩ましい問題です。
個人的には対応できる能力がないと判断して国外銘柄には手が出ずにいます。
(退会済み)
 米ドル安と米資産価格の下落を背景に、質への逃避でゴールドが引き続き買われ、1980年以来初めて1オンス当たり800ドルの大台で引けた。
 ハドソン・リバー・フューチャーズのカルロス・ペレス・サンタラ社長は、「信用市場の問題は長期化している」「安全な投資先として金が注目されている」と指摘。
(↑金より、日本以外の金山(金鉱)株買ったほうがいいのにねぇぇ~~~~配当もあるしwww )

 相変わらずFRBは何ヶ月にも及ぶ資金供給を呆れるほどにまで続けている。
 これだけドルを刷りまくって供給したらインフレになって当たり前だ。
 しかも幾度にも渡る利下げ中ときているからドルの価値は加速度的に下落していく。
 今の水準で維持しているのは奇跡的ではないだろうか。
 ジム・ロジャース氏(原油150ドル説を謳うアメリカオヤジ)も似たようなコメントをしているようだ。

 まだまだ金の本格的相場には程遠いと思う。800ドルをつけたからといって、清水の舞台から飛び降りてでも、中途半端なところで「利確」なんて暴挙にでてはいけない。
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