2007/2
月初までは好調でしたが、2月中旬の強烈な上げでオプションのコール売りがやられ、ならばとプットも同量程度売り日経18000でニュートラルになるようにポジションを組み替えた途端に、2月末の暴落がやってきました。あっさり追証になり、その後の乱高下でも損失を取り戻そうと焦った取引を繰り返し損失を重ねていきました。その結果1ヶ月の期間で、およそ60%のドローダウンとなり呆然となりました。積み重ねた利益は一瞬で吹き飛ぶオプション売りの恐ろしさを、嫌というほど味わいました。
2007/4
それでも懲りずにオプション売りを継続。ただし、プット売りは極力減らし、証拠金を多めにし遠くのコールを多く売る方法にしました。
2007/5
4月5月とぐだぐだのボックス相場が続いたおかげで、オプション売りで楽に稼ぐことが出来、また株の方もそれなりに調子が良く、5月中旬頃に年初資産を回復することが出来ました。
ちなみに株は、中型株の空売りをすることが多く銘柄などはあまり晒したくないので、こういう書き方になってしまいます。
空売りは悪、みたいな考えの人多いですし。
そして現在
日経平均、TOPIXはここ2ヶ月ほどの抵抗線を抜け、ここぞとばかりに証券会社やアナリストの強気コメントが出てきました。
ファンダメンタル面で見れば、世界経済成長のウェイトが米国中心から欧州、新興国へとシフトしていく中で、それらの成長の恩恵にあずかれる、機械、海運などの外需は好調であり、日本市場単独で動くなら下値は堅い展開が続くとは思います。
気になるのは、ヘッジファンド(アービトラージやイベントドリブンとか除いてね)のポジションが、株買い、高金利通貨買い、円売りに偏り過ぎているんじゃないかなと。米国、欧州の株価は上げっぱなしですし、新興国もブラジルや韓国はかなりいかれたチャートです。為替もCFTCでの投機筋のポジションが膨らんでますね。
ファンダメンタル面でいっぱいいっぱいの所まできてポジションも積みませなくなれば、それ以上そのままの方向にポジションをとっていては値幅がとれなくなります。そういった場合に、逆方向への大きな動きが生じる可能性があることは、常に意識しておきたいと思います。