arrowhead(アローヘッド)東証新システムとは?? 2009年12月23日
arrowhead , アローヘッド , 東証 、カブコム、楽天、マネックス:アローヘッドとは良く聞くが、なんであろう。実際の取り引きのスピードを体感できる。いい点は新システムでは寄付前にすでに出されている注文状況もみることができる。これら情報の一部は、これまでは機関投資家だけに提供されていたが、個人投資家にも同じ情報が提供されることになる。一方であっという間に約定してしまうので、9:05にいくらというように時間と指値で注文した方がいい。一部の株では成り行きは危険だ。情報が入りすぎ、PCの容量がパンクする危険性もあり、東証自体もシステムがきちんと作動するかわからないのでは。こればかりは、きちんと動くように祈るしかあるまい。(Y)
arrowheadに関する東証からのニュース
2009/12/02 次世代売買システム
「arrowhead」の本番稼働について~arrowheadで東京市場がミリセカンドの世界に変わります!~
東京証券取引所の新システム稼働(2010年1月4日)がせまってきた。特徴は「ハイスピード」だという。まずは、そのスピードを、 以下のテキストをクリックして体験してみよう。
●新システムを使った売買のデモ(ここをクリック)
http://www.tse.or.jp/rules/stock/arrowhead/swf/nariyuki_arrowhead_1000.html
これは、株価が1000円の銘柄に500株の成行の買い注文を入れたときの売買の過程を再現したものだ。1001円から1008円までの売り注文を瞬く間に買い付けていく。これに要した時間は、わずか1000分の38秒という。
人間の目ではすでに追えないスピードなので、先ほどのデモ画面は実際よりも15分の1に速度を遅くして再生している。
参考までに、これまで利用してきた従来のシステムで同じものをみてみよう。要した時間は23.8秒。違いは歴然だ。
●従来システムを使った売買のデモ(ここをクリック)
http://www.tse.or.jp/rules/stock/arrowhead/swf/nariyuki_genkou_1000.html
もちろん、実際の稼働時にはスペック通りの速度がそのまま出るというものではないが、注文→約定の速度は大幅にアップすることが期待できる。
ところが、この新システムに対して各ネット証券会社の対応は、現状では積極派からそうでない派までさまざま。個人投資家にとって、取引先の証券会社の対応次第では、新システムのメリットを活用できないケースもありうる状況だ。
■東証新システム「arrowhead」は、超高速化と情報の拡大を実現
2010年1月4日に稼働予定の東証の新システムの名称は「arrowhead(アローヘッド)」。
発注や約定などの超高速処理を可能にしたほか、投資家向けに提供する参考情報を拡充。さらに想定を上回る取引高の急増時への対応性やシステムの堅牢性なども大幅に向上させた。
では、この新システム、個人投資家にとってどのようなメリットがあるのだろうか。
まずは前述したように、取引のスピードが劇的に高速化したことのメリットだ。パソコンでの売買発注を入力ののち、取引先の証券会社を通じて注文が東証に届き、さらに東証のシステム内で売り注文と買い注文を照合して約定が成立するまでが、文字どおり一瞬のうちに行われる。発注の直後にまばたきをし、再び目を開いたときには取引が成立しているというわけだ。
2つめのメリットが、投資家に開示される情報が拡大することだ。売り買いの気配値はこれまでの上下5本から8本、条件によっては上下無制限の全情報に拡大される。
このほか従来の板情報は、その日の取引開始前の段階では前日の終値がそのまま表示されているのが通常だが、新システムでは寄付前にすでに出されている注文状況もみることができる。
これら情報の一部は、これまでは機関投資家だけに提供されていたが、個人投資家にも同じ情報が提供されることになる。情報面での個人投資家の不利が解消されるメリットは大きい。
ただし、問題もある。
こうした高速化や情報開示は、あくまで東証の新システム上で実現されるものだ。個人投資家が、これらメリットを活用するには、当然ながら取引をしている証券会社がこの新システムに対応するサービスを提供している必要がある。
■ネット証券各社も、対応サービス開始へ
それでは各ネット証券会社は、新システムにあわせたどのような対応を進めているのか。
楽天証券は、新システムの稼働と同時にこれに完全対応させた取引アプリ「マーケットスピードver9.0」をリリースする。
このアプリは、すべての板情報を個人投資家にリアルタイム配信するものと、一部の情報に限定したもの2とおりのメニューで対応。また注文の発注にも対応しているため、個人投資家が自身のパソコンで発注した売買注文は、1000分の数秒で東証に到達する。
1000株買い注文をクリックした瞬間に、板情報の買い注文が1000株増える、そんな世界が実現する。もちろん、注文の取り消しも指値価格の訂正も瞬時で可能になる。
このほかマネックス証券は、同様の完全板情報の提供や、秒単位での取引成立時間の提供などサービスを開始。その他各ネット証券も順次、新サービスの開発を進めている。これらの状況は、この特集記事の次回以降で順次紹介していく。
■「成行注文」には注意が必要な銘柄も。万全の準備を急げ!
画期的な高速化を実現した新システムだか、個人投資家にとってはその高速性であるがためのリスクも念頭に置いておく必要がある。
まず、瞬く間に注文が執行されてしまうため、条件が適合すれば瞬く間に取引が成立してしまう。むろん、取消はきかない。
また、1日の売買高が多い銘柄に関しては、1秒間に何十回、何百回もの値付きが行われ、買い注文、売り注文も目まぐるしく変化する。
そのような銘柄の場合、新システムでは価格を「成行」で注文した場合、想定外の価格で注文が成立してしまう危険性がある。流動性が高く値動きの激しい銘柄では、今後、成行注文は行わないの得策だろう。
しかし、取引高がさほどに多くない通常の銘柄では、注文執行のスピード化は魅力だ。安い価格での売り注文を見つけた場合は、瞬時のこれをゲットすることができる。注文の取り消し、指値の変更も瞬時に板に反映される。
新システムの稼働は新年1月4日の大発会から。
個人投資家も取引先の証券会社の対応を確認するなど、万端の準備を整えたうえで、きたるべき新年を迎えたい。
■参考サイト
http://www.tse.or.jp/rules/stock/arrowhead/index.html
東京証券取引所「arrowheadスクエア」
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20091210-02.html?l-id=mvtoptbnr_info_20091210
楽天証券「マーケットスピード9.0」
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news912f.htm
マネックス証券「フル板情報ツール」
【特集】アローヘッド(2):証券業界も注目する「任天堂」の取引争奪戦!
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=16445
href="http://kabu.com/company/pressrelease/2009/20091221.asp" target=_blank>カブドットコム証券(arrowhead対応システム)
http://kabu.com/company/pressrelease/2009/20091221.asp
(取材・文/鈴木裕史編集委員)(ZAIより)
6件のコメントがあります
1~6件 / 全6件
ポール・マッカーチンさん こんばんは。
お久しぶりです。
年明けは快調な取り引き環境になりそうです。
ただ、気を引き締めないとえらいことになりそうです。
お久しぶりです。
年明けは快調な取り引き環境になりそうです。
ただ、気を引き締めないとえらいことになりそうです。
こんばんは
勉強になりました。有難うございます。
のんきな 成行き注文は 出さぬよう気をつけます。
勉強になりました。有難うございます。
のんきな 成行き注文は 出さぬよう気をつけます。
ボナンザさん こんばんは。
4日は取り引きを控えればいいだけのことでしょう。
必ずトラブルが出ます。
去年もそれで痛い目に何度も会っています。
ロングでやれば気が楽です。
当日はデイをやらなければいいだけです。
大証は関係ないので、そちらで遊べばいいでしょう。
4日は取り引きを控えればいいだけのことでしょう。
必ずトラブルが出ます。
去年もそれで痛い目に何度も会っています。
ロングでやれば気が楽です。
当日はデイをやらなければいいだけです。
大証は関係ないので、そちらで遊べばいいでしょう。
こんばんは。
高速化は今後のシステム拡張を考慮すると必要なことだと思います。
でも、みずほのような間違いがないことを望みます。こういうシステムは様々な証券会社等が関係するものであり、総合的なテストが漏れる恐れがあります。
我々利用者はそんなケースを見越してこれまで以上に慎重な売買をすべきなのでしょうね。
高速化は今後のシステム拡張を考慮すると必要なことだと思います。
でも、みずほのような間違いがないことを望みます。こういうシステムは様々な証券会社等が関係するものであり、総合的なテストが漏れる恐れがあります。
我々利用者はそんなケースを見越してこれまで以上に慎重な売買をすべきなのでしょうね。
ぎんぞう さん こんばんは。
そうですね、あべこべに注文したりしますね。
最後確認し、違うことに気が付くことも多いです。
変な値段で指値しても寄ってしまいそうですね。
みずほみたいなことがしょっちゅうおきそうです。
そうですね、あべこべに注文したりしますね。
最後確認し、違うことに気が付くことも多いです。
変な値段で指値しても寄ってしまいそうですね。
みずほみたいなことがしょっちゅうおきそうです。
こんばんは。
早くなることは良いことだと思いますが。
新システムになってトラブルが発生しないことを
祈ります。
自分の場合、そそっかしいので
今年、2回ほど誤発注して損したことがあります。
高速化された新システムに惑わされそうですね、、、
早くなることは良いことだと思いますが。
新システムになってトラブルが発生しないことを
祈ります。
自分の場合、そそっかしいので
今年、2回ほど誤発注して損したことがあります。
高速化された新システムに惑わされそうですね、、、