北陸新幹線で協議の場申し入れ ~ NHK 新潟 ~
北陸新幹線の建設をめぐって工事の負担金の一部の支払いに応じていない新潟県の泉田知事は事態の打開を図るため前原国土交通大臣に対して話し合いの場を設けることを求める申し入れ文書を提出しました。
北陸新幹線の建設をめぐって新潟県は工事費用の負担金が増額されたことに対して国側の説明不足を理由に工事の負担金の一部の支払いに応じず、鉄道・運輸機構との間で取り交わした協定書を先月、破棄したほか、国に対して上越市で建設中の駅へのすべての列車の停車を求めています。
新潟県の泉田知事はきょうこの問題の事態の打開を図るため前原国土交通大臣に対して話し合いの場を設けることを求める申し入れ文書を提出しました。
それによりますと北陸新幹線を巡る様々な課題を解決するため信義誠実の原則に基づき相互に努力し、1年程度をめどに結論が得られるよう申し入れています。
その上で、北陸新幹線の停車駅などの課題の検討や地方の負担の軽減について十分な意見陳述をする機会を確保することなどを求めています。
泉田知事は記者団に対して「信頼関係を築くためにも話し合う場が必要だということで申し入れた。信頼関係が構築されれば負担金は支払う方向になる。
前原大臣との面会は早ければ早いほどいい」と述べました。
新潟県からの申し入れについて国土交通省鉄道局では「今後の対応については前原大臣をはじめ政務3役と相談して、検討したい」と話してしています。