16日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発。終値は前日比93円93銭(0.93%)高の1万0177円41銭と、10月27日以来の高値となった。大手銀に対する新自己資本規制の導入延期報道を手掛かりに銀行株が大幅に上昇し、株価指数を押し上げた。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶり反発。 大手銀行株の上昇に加え、円相場の下落などを手掛かりにした輸出関連株への買いで、前場の日経平均は上げ幅が一時130円を超えた。後場に入ると、アジア株が軟調に推移するなど新たな手掛かりに乏しく、日経平均は上昇幅が33円まで縮小する場面があった。しかし、取引終了にかけては不動産株などに再び買いの勢いが増した。