大幅営業増益見通しとなり株価水準の訂正が予想される
<株価の水準訂正を見込む>
(1)計画修正により10/3期は大幅営業増益が見込める、(2)大型トラックや建設機械(以下建機)需要が弱く主力のシール機能や防振機能製品受注は低水準だが大底は打った模様で中期的にはアジア地域中心に拡大が見込める、などを踏まえると指標面に割安感が強まるため、実績PBR(09年9月末)1倍程度を目途にある程度の株価水準訂正が見込まれる。
<主力製品見通し改善により利益計画を大幅に上方修正>
10/3期上期(4-9月)業績は大幅減収減益と前年同期から大きく落ち込むが、コスト削減とワイパーブレードラバーが乗用車減産緩和で持ち耐えたことにより、期初計画を大幅に上回り着地した。2Q(7-9月)で黒字化し、不振のシール機能や防振機能製品が従来想定ほど落ち込まぬ見通しとなったことから、中間時点で同社は通期計画を上方修正。利益面は前期を大きく上回り大幅営業増益見込みとなる。また下期(10-3月)売上高営業利益率は6.6%に達する見通し。先般の決算説明会では受注は業界ごとにまだらで本格業績回復感には欠ける模様だが、計画修正後、再悪化の方向にはないため修正計画達成は十分可能とTIWは見ている。(高田 悟)
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