相場見通しを読んで 2009年12月13日
相場見通し、GS、大和総研 、講習会:米雇用統計も米小売売上高も米中古住宅販売も上昇傾向になり、日銀の金融緩和も出てきて、目先明るいことが多いようだ。ただ、日本政府の予算の迷走振りだけは気がかりだ。中国経済には今のところ死角はなさそうだが、嘘を付いているのではとの心の準備はいるようだ。中国の貿易も順調に伸び、米国の輸入も増え、日本の輸出にいい環境が整いつつある。GSの言っていることは当たりだろう。今日の講習会でも大和総研の野間口さんは来年10000~12000のようなことを聞いたが、1万8千円に戻るには数年かかるだろうとのこと。詳しいことは明日のネットTVに出るだろう。前回は年内に12000円になるだろうといいましたが、8月から下げてしまい、年内は無理だろうとのこと。チャートの上からだけ見ると確かに景気のいい話ばかりだ。野村も、GSもメリルも2010年前半はベアマーケット・ラリーが期待できるそうだ。来年の9月まで、米国の景気刺激策が続くので期待しているのだろう。世間は9月がFF金利が0.5%になる時だと思っている様だ。それまでは株価があがりそうだ。ただ、この間のドバイショックのように、スペインやその他の国も怪しいのでいくらでも短期的に下げる要素はありそう。(Y)
ゴールドマンサックス証券では、12月11日付けのレポートで、2010年の相場展望について述べている。同証券では、量的緩和の拡充に伴う円安誘導、景気対策の拡大、世界的な需要回復による日本の輸出の好転、外国人の投資資金の流入などの材料により、2010年前半はベアマーケット・ラリーが期待できると見ているが、収益リスクやバリュエーションの制約、構造改革の足踏み、株式の著しい供給過剰などにより、2010年下期にはこれも消滅すると予想している。
同証券では、グローバルな景気敏感株/輸出企業、証券や不動産などベータ値の高い内需関連セクターの一部に「オーバーウエート」を推奨。また、(1)円安恩恵銘柄、(2)M&Aと高IRR銘柄、(3)新興国関連銘柄、(4)環境技術関連銘柄、(5)日経平均配当スワップ、(6)円安を条件とする日経平均のロング、というテーマ別の6つの投資アイデアにも注目したいと述べている。
この他、米系大手証券でも低PBR銘柄のリターン相場があると予想しているレポートも散見されており、中小型株物色のスタンスを取るファンドもありそうだ。また国内大手証券の野村證券では、2010年は日本株の対世界株相対パフォーマンスが底入れして反発へ向かうと予想。同證券では、TOPIXは2010年年末までに1000~1200ポイントまで回復するとの見方を示したレポートをリリースしたことも市場関係者の間で注目された。
[ 株式ネット新聞 ] 提供:株式会社スリーアイ
2010年は短期的に強気、メリルリンチ証券が6つのアイデアに注目
【経済ニュース】 【この記事に対するコメント】 Y! V 2009/12/10(木) 20:14
メリルリンチ証券の2010年の相場展望によると、2010年前半はベアマーケット・ラリーが期待できるとの見方から、年前半のTOPIXは1050へ達するだろうとのこと。短期的には強気と見るが、収益リスクや構造改革の足踏みなどの構造的な弱気トレンドは続く可能性があり、2010年下期のTOPIX下値は800前後と予想していると紹介していることがわかった。
同証券では、2010年の為替は円安方向に動く可能性が高く、日銀は量的緩和を拡充するだろうとの見方から、電子部品やエネルギー/化学、機械、精密機器などベータ値の高い内需関連セクターの一部に「ストロングオーバーウェイト」を推奨。また、相場展望から「円安の恩恵」、「M&A・高IRR」、「新興国関連」、「環境技術関連」、「日経平均配当スワップ」、「円安を条件としてた日経平均のロング」の6つのアイデアにも注目されると紹介している。(編集担当:山田一)
12月11日(ブルームバーグ):米JPモルガン・チェースは、工業用金属や金、発電用石炭の2010年の相場見通しを上方修正した。
JPモルガンは10日発表したリポートで、銅の10年の見通しを従来予想の1ポンド当たり2.70ドルから3.22ドルに引き上げた。金については1オンス当たり1288ドルと、従来予想の1006ドルから上方修正した。発電用石炭価格は1トン当たり70ドルから引き上げ、80ドルとした。
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