欧州市場がドバイに関する悪いニュースに動揺しているようです。
ロイター社によれば、ムーディーズがドバイ関連企業6社の格付けを下方修正しました。理由は、政府がこれらに企業に対して支援する意思がないと判断したため。具体的には、政府が、無保証の債務に対して支援する法的義務がないと見ていることであるようです。
また、ブルームバーグ社は、ドバイ・ワールドの不動産開発会社であるナヒールの今年1-6月の決算が円換算で3200億円の大幅赤字となったことを伝えています。ドバイ・ワールドの債務返済にとって、非常に悪いニュースと言えそうです。
現在、欧州市場はほぼ全市場で1%を上回る下げとなっています。英国(FTSE)は1.7%の下げです。
また、ドバイ市場(DFM インデックス)は6.12%の大幅下落です。
この状況を反映して円が買われています。対ドルで円が上昇しており、明日の日経平均株価の重石となりそうです。
すでに始まっている米国市場では、ダウ(ー118.88ドル)、ナスダック(-25.58ポイント)とともに大きく下げています。これも明日の日本のマーケットに大きく影響しそうです。
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