8日の東京株式市場は日経平均株価が7営業日ぶりに反落。大引けは前日比27円13銭(0.27%)安の1万0140円47銭だった。円相場が1ドル=88円台後半と前日に比べ円高・ドル安で推移し、採算悪化の懸念から主力の輸出関連などを中心に売りに押された。日経平均は前日までの6日間合計で1000円超上昇していたため、短期的な過熱感の高まりから利益を確定する投資家が多かった。政府による追加経済対策の閣議決定などを背景に「株価の上昇基調に変化はない」との声も聞かれ、相場の下値は限られた。東証株価指数(TOPIX)は小幅安。