今日の日経平均株価は低目の寄り付きと、軟調気味なザラバ展開を想定しています。大きな動きはないと思っているのですが、これまでの急騰の反動には注意する必要がありそうです。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,110円を寄り付きのメドとしています。
ダウ平均株価は1.21ドル、0.01%高と小幅上昇で終えていますが、ザラバの動きを見ると、堅調という印象はありませんでした。
午後1時半頃までは50ドル程度上げていたのですが、そこから3時前にかけて80ドル弱下落しています。FRBのバーナンキ議長が、強い雇用統計にも関わらず、超低金利の継続を示唆したことにマーケットが多少がっかりした様子です。JPモルガン・チェースの株価がそれを示唆しています。
ドバイの株式市場急落が欧州市場に与える影響が懸念されましたが、大きな動きにはならなかったようです。英国とドイツは下げたのですが、フランスやベルギーは上昇に転じました。中東でも、ドバイは下げていますが、カタールは上げました。
このような動きを念頭に入れて、今日の日経平均株価は軟調な小動きを想定しています。
なお、対ドル円レートは多少円高方向に振れており、要注意と見ています。
今日は経済指標が豊富です。日銀からは11月のマネーストック、内閣府からは11月の景気ウォッチャー調査と景気動向指数、そして財務省からは10月の国際収支、など多くの重要な指標の発表が予定されています。
皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」のマークをクリックしていただけるとランキングのポイントになります。ご協力をよろしくお願いいたします。
本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN Money、MSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、外為どっとコム