UMC取締役 岡部さんのブログ
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円高一服を好感。
本日の東京市場は、先週末のNY株式市場が11月米雇用統計で雇用の改善が確認され上昇したことや外国為替市場で円相場が円安基調に振れたことから、買い先行でスタートした後も終始安定した値動きとなり、大幅続伸となりました。業種別では、7000億円の政府保証が報じられた日本航空が大幅に上昇したことから空運業が買われるなど、東証1部上場銘柄のうち値上がりが67%とその他製品、海運業を中心に好業績期待の銘柄に買いが集まった他、材料の出た中低位株の一角が大きく買われています。前回のコラムで、「米国の住宅販売や雇用統計などの経済指標は回復傾向にある他、7~9月期の国内総生産速報値が年率換算4.8%増となり、景気は緩やかに回復に向かっていますが、政府による景気刺激策などが終了し企業業績への警戒感が拡大していることや、外国為替市場で円相場が円高基調で推移していることから、今後も10000円付近での株価推移になると予想しています。」と記載した通り、今日も続伸しこの2週間は10000円台で推移しています。米国の雇用統計などの経済指標は回復傾向にある他、外国為替市場で円高が一段落し落ち着いた値動きとなったことや日本政府も8兆円規模の経済対策を行う見通しにあることから、今後は10000円台での相場になると予想しております。
東京証券取引所が発表した投資主体別売買動向は11月第4週の個人投資家が売り越しとなった一方、外国人投資家が買い越しとなっています。外国為替市場で円高が一服したことや米国市場で雇用が改善していることから、景気の先行きに対する警戒感が縮小しているが、景気の回復は緩やかになると予想されることから、今後も海外マーケットの下落可能性といった不透明要因を見極めながら、全体が下がっても逆行高するような短期値幅取りができるような銘柄を紹介したいと考えています。
テクニカル指標では11/27につけた安値を底値として6日続伸となっており短期的な過熱感が見られる他、25日移動平均線との乖離も拡大しており、日経平均は今後調整局面に入ると予想されることから、今後も好業績期待銘柄を中心に短期上昇が見込める個別銘柄選定に力を入れたいと考えています。本日は新興市場銘柄の一角、更には個別に好材料が出た銘柄、低位株を中心に個人投資家、証券自己ディーラーと見られる短期資金が流入しています。新興市場は、日経JQ平均も日経平均同様、続伸となりマザーズ指数も好業績銘柄の一部が大幅に上昇しており、ここ数日も紹介銘柄が大きく上昇しています。
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