映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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頭は重い?

4日の日経平均は10022.59(+44.92)と小幅な上昇。一応基準線、転換線の上。RCIもMACDも上昇。ボリンジャーもプラスσを回復しているので、一見上昇基調にみえるが、どうもすっきりしない。基準線は下降しており、下げた銘柄数のほうが多く、ローソク足は陰線のカラカサで、首吊りもいわれるような形ににている。遅行線はちょうど日々線にぶつかってくるところにある。大きく窓をあけて上昇してきているが、それほどのエネルギーが本当にあったのか、どうも疑わしい。週足も大陽線がたち、基準線、転換線を突破してきている。週足ボリンジャーもTPまで戻してきているので、上に向かうかどうか、大事な節目にきている。月足は基準線の下、転換線がらみであるが、基準線は下向き、RCIは下降中で、遅行線はまもなく10700あたりで雲の下と衝突するので、長期トレンドはなお下降の圧力が強そうだ。

ダウは10388.90(+22.75)。小幅上昇で転換線を維持しているが、ボリンジャーはプラスσを大きく割ってきており、長い上髭を次々にだして上値の重さを感じさせる。RCIは下降、MACDもシグナルを切って下降しており、上昇局面は頭をうってきたとみるのが妥当だろう。週足は基準線転換線の上、ボリンジャーもプラスσの上にあり、上昇基調だが、基準線が雲の上限と、遅行線も雲の上限とまもなく衝突するので、相当な抵抗が予想される。月足は基準線を微妙にこえたかどうかというところだ。

ドル円は(5日午後12時30分)で90.55。基準線88.30を上につきぬけ、雲の下限90.54近辺に到達。ボリンジャーもTP(25日)の88.96を上に抜いてきており、RCI、MACDは上昇しているがTPはまだ下降。目先はドル高方向に向かいつつあるというところだが、これより一段上にいけるかどうかはまだ微妙。週足は転換線から、基準線91.82に向かうところ。ボリンジャーはTP89.94を抜けてきており、一応下げ止まってきているがTPはまだ下降なお基準線の下でドル高方向へ転換したとはいえない。月足は、転換線93.11でまだとどいていないので下降基調だ。

日本株のチャートは、上昇が顕著だが、どうもまだ本調子にはみえない。ダウのほうは、頭打ちがハッキリしつつある。問題はドル円で、ドル高に動いているが、これより上にいけるかどうかは、まだよくわからない。日銀の新たな資金供給が本当に日米金利差を逆転させ、円高を止められるのか、ドルが93あたりまで戻してこないと、円高の長期のトレンドはまだ崩れているとはいえないところではないか。雇用統計は予想よりよかったといわれているが、雇用が増加に向かったわけではなく、減少幅が少なくなっただけで、あまりぬけよろこびは禁物だろう。今のアメリカ経済は、超低金利とドル安でなんとか、自律的な回復をさせようとしている状況だろうか。しかしこれによって過剰流動性が金や新興国に流れ込んでミニバブルをつくっているとも言われており、ドバイはなんとか通過したが、過剰流動性の副作用や、ミニバブル崩壊が大きな害をもたらす可能性も消えてはいないようだ。ドルは、日銀の新しいオペによる金利低下よりも為替介入を懸念して、戻してきているのだろうが、はたして、長期トレンドを転換できるかどうか。まだよくわからない。
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