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ストックボイス岩本キャスターの見解
11月第4週、つまり“ドバイ・ショック”が起こって日経平均が9081円の安値をつけた週の主体別売買動向が取引所から発表されました。
この週、最大の買い越しは信託銀行の△879億円。年金でしょう。典型的な逆張りセクターです。8月頃は大量に売り超していました。投資信託も久々の買い越し。
逆に、最大の売り越しは証券自己の▲1821億円。これはいつものことですが、ヘッジ売りと見られます。外国人投資家は現物で△134億円買い越していましたが、先物では▲1466億円もの大幅な売り越し。その外国人による売り玉を受けた証券自己が同時に現物で売りつないだ、と観測されています。
とすると、結局、外国人が大量に売って国内逆張り投資家が買い向かった、という構図になります。今週に入っての強烈な上げは外国人が買い戻しているから、に他ならないでしょう。日銀が追加の金融緩和策(その、効果のほどはともかく…)を打ち出したことは、彼らにとっても意外だったのでしょう、その慌てぶりがみえるようです。
ただ、“買い戻し”だけでは戻り相場のスケールは知れたもの。きっと、1万円回復でいっぱいでしょう。新規の買いを呼び込んでいるのかどうか。それを跡づける数字が出るのは来週。それまでは、ひたすら相場に聞く、しかありません。
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