今日の日経平均株価は高く寄り付きそうです。ただし、ザラバは調整気味の推移となる可能性も念頭に置いて、警戒的に臨みたいと考えています。
寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)9,625円をメドとしています。
米国株式市場の上昇を受けて、今日の日経平均株価の基調は強いとは思うのですが、前日に2日連続となる急騰を見せたことや、対ドル円レートが多少円高方向に振れることも予想されるため、調整局面が見られる可能性があると見ています。
ダウ平均株価は126.74ドル、1.23%と大きく上昇しました。ザラバを通して着実に上昇する強いマーケットでした。
注目された11月のISM製造業景況指数はコンセンサスを下回ったのですが、10月の中古住宅販売保留(契約済み引渡前)が大きく増加したことがマーケットを支えました。
そして懸念のドバイ問題が落ち着きを見せたことによる安心感が上昇を牽引したようです。
ドバイ市場のザラバでも、午後には若干の落ち着きを見せ始めたことに注目しています。
このような展開から、シカゴオプション取引所のVIX指数が10.6%と大きく下落しました。
この指数は投資家のリスク許容度が高まったことを示しており、商品に資金が流入しているようです。石油や金の価格が上昇しています。ニューモント・マイニングの株価が3.8%弱上昇しました。
ただし、VIX指数の下落は、ドル・キャリーを促し、対ドル円高を加速するため、注意する必要がありそうです。 現在の対ドル円レートは落ち着いているようです。
皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」のマークをクリックしていただけるとランキングのポイントになります。ご協力をよろしくお願いいたします。
本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN Money、MSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、外為どっとコム