今日の日経平均株価は、前日の大幅高の反動もあって、低めにはじまりそうです。ザラバも軟調気味な推移を想定しているのですが、小動きにとどまりそうだ見ています。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)9,250円を寄り付きのメドとしています。
ダウ平均株価は49.35ドル、0.48%高で終えているのですが、大引け前1時間の上昇によるもので、ザラバでは基調の弱さが目立ちました。
11月のシカゴ購買部協会景気指数がコンセンサスを大きく上回ったこともあって、10時半頃には50ドルを上回る上げ幅になっていたのですが、その後はドバイ問題の影響を受けて金融株が低調でした。注目されていた感謝祭の小売売上高が停滞気味であったこともマーケットを失望させたようです。
ただ、大引けにかけて、ドバイ・ワールドの問題債務が予想より小さいのではという話から、金融株が戻しました。JPモルガン・チェースの株価の動きにその様子が窺われます。
ただし、ドバイに関しては、政府がドバイワールドの債務を保証しないと発表するなど、今後の動向は予断を許さないようです。英国(FTSE)の株価が大引けにかけて下げてしまったことが気になります。
このような展開ですから、今日の日経平均株価の動向についても、前日の大幅高からの反動もあって、軟調気味の推移となりそうです。
ただし、対ドル円レートの動きが落ちついていますので、このまま安定的であれば、株価の大幅な下落はなく、小動きにとどまると見ています。
今日は、11月の新車販売台数と大手百貨店の売上高速報が発表になります。
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