化け猫

[元祖SHINSHINさん]

惨殺された主人の仇を取るべく相手の側室をとり殺し、
乗り移った猫が復讐の途中、家臣に見抜かれて一殺されてしまう佐賀の鍋島騒動。

そこから歌舞伎で広まって、三州岡崎、久留米藩有馬家を合わせて
日本三大怪猫伝というそうだ。
（以上、週刊世界百不思議No.35より）

初心者の頃、
さしたるビギナーズラックもなく息も絶え絶え、
あらゆる投資法を試すもカスリもせず、
「なんじゃぁ、こりゃ！」と
酒におぼれた艱難の日々。

あれから幾年月、相場で死にかかったネコが
今や生き返ろうとしているのだろうか。

３年ほど前から妙に負けにくくなってきた。
本年３月、オバマ仕手相場が発覚してからも、
売り主体は変わらずなのに
そこからさして元本が減ってない。

というか少ない元手が、
ジリジリと増えているではないか。

相場を「これでもか」と観察しているうちに、
自然と自分のスタイルが出来てきたのだろうか。

大きな玉なんて張りたくったって、張れない。
大きくとることよりも、大きくやられる方が嫌。
因みに「大きな玉ねぎの下で」は、大好きな歌だ。
サンちゃんと髪型もさして違ってないし。

それからネコだけあって、逃げ方もうまくなった。
というか両建てなので損切りを基本的にしない。
合気道のように相手の攻撃を利用して流すのだった。

オイラのような客が増えれば退場しにくいので結局、
証券会社は儲かるのだ。
手堅い投資家さんに、少しは近づいたのかもしれない。

化け猫だって何だっていい、
初心者だった主人の仇を取るのは、オイラだぁ。。

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