短期的な展望・中期的な展望

商品王さん
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【短期的展望】
先週は、日経が下落し、どうやら方向性が見えて来ました。すでに売られ過ぎ感のある日本株式ですが、もうしばらく下落しそうです。
12月4日(金)の米雇用統計の発表を警戒する動きが、今週から始まります。

大型増資の問題は、12月まで引きずりそうです。さらに1月になっても新規の銀行の公募増資の発表は続くと考えています。また、外資系の売りは今週も続くと考えています。

ドル/円については、今週85~87円まで、円高が進みそうです。商品についても、相変わらず強いので、原油は、1バレル=80台乗せに成功するかもしれません。

今週の経済指標に注目しています。
【米国】
23(月) 10月中古住宅販売件数       *悪い数字
24(火) 11月消費者信頼感指数        * 悪い数字
     9月ケースシラー住宅価格指数
     7-9月期GDP改定値
25(水) 10月個人消費支出
     10月新築住宅販売    *悪い数字
26(木) 感謝祭 休場
27(金) 特に重要な経済指標の発表はない。欧州株式や要人発言に注意。

*:私個人の予想(市場予想とは相違)

米国株式は、週前半には重要な経済指標が発表される。
なお、26日(木)は感謝祭で休場。27日(金)もその影響で薄商いが予想されます。

【中期的展望】
今までと同じです。ブレはありません。
中期的に見て、狭いボックス圏で上下する相場が続くと考えています。 ただし、その狭いボックス圏は、この先4~6ヶ月は、上値は切り下げると考えています。つまり、ゆるやかな下降トレンドの中、狭いボックス圏で上下する相場と読んでいます。下値は8,500~9,000円に変更しました。

今後、米雇用統計の数字は、この先4~6ヶ月悪くなりますので、米雇用統計発表前後は安くなると予想しています(8月末安、9月末安、10月末安、今回11月末安)。

12月で一旦上昇する場面もあると思いますが、1月には、銀行の大型増資の問題で下落する場面があると考えています。

現在の日本株式の弱さは、「日本政治の弱さ」が原因と考えている方が多いと思います。また、増税の問題があります。

ただし、中間決算の業績を見るとかなり良い数字ですし、世界の中でも日本は回復していると考えています。2~3月には、新しい相場(業績相場)が始まると考えています。
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