木曜日に発表されたデルの決算がコンセンサスを下回ったことが引き金となって、金曜日のマーケットは開ける前のGLOBEXでは、ダウ、ナスダックともにかなり大きく下落していました。
ところが、フタを開けてみれば、意外に堅調な推移で、ダウ平均株価は14.28ドル、-0.14%の僅かな下落で終えました。デルが直撃したナスダックも10.78ポイント、0.5%の下げにとどまりました。
そのデルの株価は低迷を続け10%弱の下落で終了しましたが、引け後の時間外取引では0.2%の反発を見せています。
また、全米2位の住宅建築業者であるD・R・ホートンの決算も予想を下回り、株価が15%を上回る急落を見せてダウ平均株価の足を引っ張りました。
しかしながら一方で、医薬品や公益事業(ユーティリティー)などディフェンシブなセクターが健闘してマーケットを支えました。メルクの値動きがそれを示唆しています。
加えて、金価格の上昇から、産金株であるニューモント・マイニングが、午後に回復を見せで、ダウが下げ幅を縮小する原因の一つになったようです。
そのようなわけで、ダウ平均株価は10ドル安程度で寄り付いたあと、11時半には61ドル弱まで下げ幅を拡大したのですが、その後は一気に71ドル上昇して3時半には10ドル高まで回復を見せました。大引け前に若干の手じまい動きに押されたのですが、僅かな下落で終えています。
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