三菱ＵＦＪは軟調・四半期決算には反応薄

[agawaさん]

三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ（８３０６）が軟調。四半期決算は特に材料視されていないようだ。１兆円を上限とする新株発行について、関東財務局に発行登録したと発表したが、具体的な増資内容は公表

同社は１８日引け後、中間期（第２四半期累計期間）の決算を発表した。０９年９月中間期の連結経常利益は前年同期比２３．９％増の２３３０億円。連結純利益は同５３．２％増の１４０９億円。通期の業績予想（目標）は従来予想を据え置いた。１０年３月通期の連結純利益は３０００億円予想（目標）。

同社は、米モルガン・スタンレーとの日本国内の証券子会社の統合で、２社体制とする方針を発表した。当初は全面統合で基本合意していたものの、モルガン・スタンレー証券の株式売買・販売部門を別会社で存続させる。三菱ＵＦＪ証券の事業とモルガン・スタンレー証券の投資銀行部門を統合した「三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券」と、モルガン・スタンレー証券の株式販売など投資銀行部門以外の事業を継承する「モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券」の２社体制とする。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の出資比率は三菱ＵＦＪ６０％、モルガン・スタンレー４０％とし、社長は三菱ＵＦＪ側が指名する。一方、モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券は、モルガン・スタンレー５１、三菱ＵＦＪ４９％とし、モルガン・スタンレーが経営権を維持する。社長はモルガン・スタンレーが指名する。２０１０年５月中をめどに発足する予定。

さらに、１兆円を上限とする新株発行について、関東財務局に発行登録したと発表した。１１月２６日以降の１年間、いつでも普通株式を新たに発行し、公募することができる。調達資金は傘下の三菱東京ＵＦＪ銀行への出資に充てる。具体的な増資内容は公表していない。

三菱ＵＦＪの株価は９時２９分現在４７５円（▼９円）。
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