今日の日経平均株価は高めに寄り付きそうです。ザラバも、為替の影響から目を離せないのですが、堅調な推移を期待しています。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)9,715円を寄り付きのメドとしています。
ダウ平均株価は、10月の住宅着工件数がコンセンサスを下回ったことや、代表的なハイテク指数であるフィラデルフィア半導体指数が下落したことから、ザラバでは一時77ドル安まで下げました。(「米国の10月住宅着工件数は予想を下回る」をご参照ください。)
しかし、午後になってドルが主要国通貨に対して弱含んだことや、VIX指数が急速に低下したことを反映して、金や原油価格が上昇に転じて、資源・エネルギー関連株が戻したことが、ダウ平均株価を支えました。11.11ドル、0.11%の僅かな下落で大引けを迎えています。
シェブロンのザラバの動きが今日のマーケットの展開を物語っています。
今日は、9月の全産業指数と景気動向指数の改定値、そして10月の粗鋼生産と全国百貨店売上高などは発表される予定です。そして、日銀金融政策決定会合が明日まで開かれます。さらに、東京海上ホールディングスなど損保の決算発表も控えています。
と言うわけで、盛りだくさんの指標が待ち構えていて予断は許さないのですが、米国の株式市場が思いのほか健闘したことや、停滞の続いた日経平均株価の反動などから、ザラバは堅調に推移すると期待しています。ただし、為替の動きには注意する必要がありそうです。
新聞紙上で増資ラッシュによる株式市場の低迷が大きく取り扱われています。このテーマによる株価下落もいよいよピークアウトの気配です。
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