17日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日比61円25銭(0.63%)安の9729円93銭で終えた。前日の米株高を好感した買いは前場中ごろで一巡。その後は新規の手掛かり難に加え、外国為替市場での円高が警戒され、次第に売りが増えた。後場は先物主導で下げ幅を広げた。東証株価指数(TOPIX)は5日続落し、7月13日以来約4カ月ぶりの安値で終えた。 日経平均は前場に50円超上昇する場面があった。ただ、円相場の上昇などが警戒され、積極的な買いが手控えられると、上値の重さを嫌気した売りが次第に増えた。ハイテク株の一角やファストリなど値がさ株が売られ、日経平均は下げに転じた。