2Q受注高は会社側想定以上の回復、当面は株価上昇を予想
<当面、株価上昇を予想する>
TIWは当面、株価上昇を予想する。その理由は、(1)DRAM、NANDのスポット価格上昇が寄与し今後、メモリーメーカーからの受注増が予想される、(2)ファンドリー(半導体受注生産業者)からも引き続き堅調な受注が見込めると見ている、(3)コスト削減策の9割程度が具体化し、今後利益回復が期待出来る、などによる。
<2Q受注高の回復は会社側想定以上>
10/3期2Q累計(4-9月)業績は売上高673億円(前年同期比45%減)、営業損失157億円(前年同期は40億円の黒字)となった。計画比で売上高は18億円上回ったが、営業損益は17億円の未達。半導体製造装置(SPE)の2Q(7-9月)受注高は343億円で会社側想定150億円を大きく上回り、会社側は10/3期業績予想を上方修正。回復の牽引役は台湾のファンドリーからの受注。9月半ばでSPE受注は250億円程度だったが9月後半に駆け込みで注文があった模様。ファンドリー向けはこの反動で3Q(10-12月)ではやや一服が予想されるが、DRAM、NANDのスポット価格上昇を受けて足元で低調なメモリーメーカー向け受注が回復して来るとTIWは考える。更には総額400億円のコスト削減目標に対し既に350億円強の削減に目処が付いたことで利益面の好転も期待でき、業績は回復に向かうだろう。リスク要因は急激な為替相場の変動、取引先の設備投資の抑制、DRAMやNANDの価格動向、など。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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