来月から月1回実施へ初の試み
支援事業で5年間継続
潜水業など沿岸漁業を営む漁業者らで組織する石垣市サンゴ礁対策保全活動組織(代表・上原亀一八重山漁協組合長、112人)は12日、魚類の資源管理区域となっている海域でオニヒトデ駆除を3日間の日程で始めた。来月から月1回のペースで駆除し、漁場の再生・保全を図っていく。石垣市の環境・生態系保全活動支援事業で実施するもので、漁業者が本格的にオニヒトデ駆除に取り組むのは今回が初めてとなる。
オニヒトデによるサンゴ被害はサンゴと共生する魚介類に影響し、漁業環境の悪化を招く。市水産課によると、同事業は5年間を予定しており、2009年度は事業費1080万円でモニタリングと駆除を行ってもらう。駆除面積は計5万平方メートルを予定している。
駆除海域は資源管理区域を予定しているが、オニヒトデ駆除は各行政機関や各団体が行っているため、駆除海域についてはオニヒトデの発生・移動状況を見ながら、八重山オニヒトデ対策協議会(与儀正会長)で調整していくことになっている。
この日の駆除には約40人が参加。7隻の船に乗り込み、ユイサーグチ周辺で駆除した。午前中の作業で2168匹(約1トン)を捕獲、処分した。参加者によると、リーフ際に多かったという。
与儀会長は「サンゴが死ぬとイラブチャー(ブダイ)の餌がなくなり、稚魚も隠れる場所がなくなる」と駆除の必要性を強調。上原組合長は「オニヒトデは人海戦術でなんとかできる。継続することで効果が出てくると思う。漁場を守るという漁業者の意識も高まるのではないか」と期待している。
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