映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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ダウについてゆけない東京
10日の日経平均は9870.73(+61.74)と続伸だが、上髭を長くつけて頭が重い。下向きの転換線まであげたが、押し返された形。ボリンジャーはマイナスσからTPの間で、RCI、MACDは底打ちの様相であるが、まだ上昇基調にはなっていない。週足は基準線10097の下で、基準線で押さえられている。遅行線の上に雲の下限が垂れ込めており、抵抗が部厚い。ボリンジャーはマイナスσ9915を回復できておらず、中期はなお下降基調であるが、売りたたく雰囲気にもみえない。
ダウは10246.97(+20.03)と小動き。昨日の大幅上げの後で一服の様相だが、転換線、基準線の上、RCI,MACDは上げており、目先は上昇基調。ボリンジャーもプラス2σ10182の上で、上昇の勢いが強い。週足は雲の上限を突破、週足のボリンジャーもプラス2σ10231を上に抜けており、上昇の勢いが強い。ナスダックとSP500はまだ年初来高値を更新していないが、チャートはいずれも強い。
一方ドル円は89.84.小動きだが、いぜんとして基準線90.19の下。下値はきりあがっているようにみえるが、ボリンジャーもTPとマイナスσの間で、方向ははっきりしない。
さて、ダウの上昇基調はチャート上は鮮明だが、日本はまったくついていけていない。日米の市場のトーンは対照的でさえある。まずアメリカ経済の回復は本物かどうか。ダウの上昇に比して、アメリカの金利は下げ止まっているものの、まだ上昇基調にはなっていない。つき足の動きをみると、基準線を越してきており、本格的に上昇に転じてゆく可能性がでてきてはいるようだがまだつき足ボリンジャーはプラスσ3.57の下で、つき足MACDもマイナス、つき足RCIも下げており、上昇の勢いは弱弱しい。こんなところからみると、アメリカは政策当局への期待で、流動性資金が市場にはいっているものの、まだ期待先行。日本は政策当局への不信で、反応薄というところなのだろうか。実体経済の強さが明確になれば、日本が追いつくかもしれないし、逆ならば、期待がはげてダウも頭をうつということだろうか。・・・
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