9日の日経平均は、9808.99(+19.64)と小動き。直近安値9628をきらずに、下値は徐々にきりあがっているようにもみえ,るが、上値は2本の上髭がでていて、重い。転換線が基準線をした抜け、雲の下限も下にぬけており、遅行線は雲の下限。上には厚い抵抗帯がある形状だ。ボリンジャーはマイナスσ9785の近辺だが、ボリンジャーは外に広がっている。週足も基準線9882を回復できていない。週足ボリンジャーはマイナス2σとマイナスσの間。バンドも外に広がっている。RCIについては日足、週足とも底を打ってきているようにもみえるので、下げの勢いは弱まってきているようにもみえるが、チャートの形はまだかなり悪い。TOPIXはさらに悪く、ボリンジャーは下に大きく下がっている。
ダウは10226.94(+203.52)と年初来高値をついに更新。定義上は上昇トレンドに転換した。日足は。雲上、転換線、基準線の上、ボリンジャーもプラス2σを越えてきてRCI、MACDも底打ち、いずれも指標は好転した。週足ボリンジャーもプラス2σ10130を突破、基準線、転換線、雲を上に抜け、ずっと頭をおさえていた遅行線も雲の中に突入。月足の基準線10334を目指す動きになりそうになってきた。
ドル円は89.96。基準線90.19を回復できずにいるが、下値がきりあがっており、下値も堅そうな気配ではある。ボリンジャーはマイナスσ89.27の内側で、方向感が明確ではないが、RCIは底に近くなっており、下げの勢いが弱まってきているともおもえる。
ダウはG20をうけて景気回復刺激策への期待から大きく上昇。二桁の失業率に目をつぶった形である。ジョブレスリカバリーがどこまで続くか、不安だが、チャート上はダウは明るい。一方日経平均は、下値をさぐる展開から抜けられていない。ダウを追いかけられるか、どうか。