上期営業損益は若干上ぶれ。TOB開始で同社株の大幅希薄化が現実に
<TOB開始で同社株の大幅希薄化が現実に>
11月4日パナソニック(6752)は同社に対するTOBを開始すると発表。買付け価格は既に決議されていた通り1株131円。同社株の大幅希薄化が現実のものとなり、短期調整局面は避けられないだろう。優先株の普通株転換を反映した今期末の予想PBRは9倍程度で、依然割高感のある水準と考える。
<TIWの通期営業利益予想を会社並みに引上げた>
10/3期上期は、前年同期比22%減収、86%営業減益となり、営業損益は計画値を83億円上ぶれ。通期の最終損益予想は既にゼロから300億円の赤字へ修正発表されている。しかし、ビジネス自体はほぼ想定線で進捗しており、通期営業利益は期初計画を達成できる確度が高まったと判断し、TIWの営業利益予想も会社並みの250億円に今回引上げた。
<早期のシナジー実現が最大の鍵>
同社の太陽電池は変換効率など性能面では非常に優位にありながら、国内の営業基盤でやや見劣りする印象があった。しかし、今後はパナソニックグループの強力な販売ネットワークを活用できる。早期にシナジーを発揮できるかが最大のポイントといえるだろう。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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