ひとりごと日記です。
最近、「出口戦略」と言った言葉をよく聞く。
今日の日経新聞にもG20のところで記載されている。
しかし、内容を見ると
「出口に行きますよ~戦略」
「出口が見えない戦略」
とも思える。
出口は、見えないけど、とりあえず
出口に行きましょう!
(^_^;)
と言った感じもする。
さて、
周知の通り
アメリカの商業用不動産価格が下落している。
下落していると言うより、
わからなくなっている。
以前、日記にも書いた、
アメリカ第2位のジェネラル・グロース・Pも
チャプターイレブンを申請し、実質破綻した。
(日本の商業用不動産の空室状況を見てもイメージできる)
アメリカの商業用不動産市場は、
壊滅的な打撃を受けていることが明らかになっている。
(・.・;)
その先にあるCMBC(スプレッド)の
bp(ベーシスポイント)も急上昇している。
「ベーシスポイント」
買い物したときにつくポイントと違うので
知らない人は、日経辞典などで確認してもよいでしょう。
(投資の基礎用語)
住宅ローンの処理も終わっていないのに
商業用不動産ローンの不良債権化がすすむと
アメリカの地方銀行が大きなダメージを受ける。
日経新聞でも
「米地銀の破綻、計120行に」(日経新聞より引用)
とする記事がある。
日経新聞は、重要な記事は「小さく」書いてあるので
見落とさないようにしたい。
ブルームバークでも
米商業用不動産融資
前年同期比54%減(7-9月)とある。
市場関係者などでは、前期比で見たりするが
ビジネスマンは、普通は、前年比で見る。
ブルームバークが間違っていなければ
マイナス54%は異常値です。
(・_・;)
住宅ローンの処理も終わっていないのに
商業用不動産ローンの不良債権化がすすむと
アメリカの地方銀行がますますダメージを受ける。
もともとアメリカの地方銀行と言っても
農家やスーパーくらいしか融資先がない。
これから、どれだけ銀行が潰れるかわからない。
アメリカの地方銀行は、小さいところが集約されていた。
そのうえで、破綻しているので破壊力が大きい。
(>_
(>_
私も日記に書いてきた
デリバティブの破壊力の凄さが、
グローバル化のすすんだ世界では
対岸の大火事ではないことを、
わかる人にはわかると思う。
地方銀行の融資先の中小企業が困ると
「質屋が繁盛する」
ことになる。
アメリカのGS(ゴールドマン・サックス)などの
勝ち組の金融機関は
M&Aなどの本来業務ではなく、
相場を張って(自己売買)で儲けていた。
世界景気が良くなって利益が出ているとは思えない。
長期投資家には、今までのような投資手法だけではなく
デリバティブも注視した
冷静な投資判断が必要になるでしょう。
現在の株価水準は、
悪材料をおり込んでいないと思う。(個人的な考え)
今回のユニクロの株価上昇のように
日経平均寄与度の高いユニクロ株
(9983ファーストリテイリング)などを
外国人は、技術的に動かしてくることがあるので、
短期的な株価はわかりません。
経済のファンダメンタルズが悪化していることは
残念ながら事実でしょう。
著名な専門家が世界経済は最悪期を過ぎたと言っているので
最悪期は、過ぎていないと素直に判断すべきでしょう。
著名な専門家が
「このままでは、世界経済は破綻する~」
などとテレビなどで大合唱しているときが
おそらく最悪期でしょう。
今のような、霧の中の投資は難しい。
真っ暗になったときが、
ヘッドランプを照らすGoサインかもしれません。
おしまいです。