むだ話です。
休日、証券会社のセミナーに参加した人と話をした。
「何を喋っていました?」
と聞くと
「今が底値の買いのチャンス!」
と言っていたと聞いた。
個人投資家は「買い」しかできない人が多い。
わたしなどのように会社から
信用取引を禁止されているところも、それなりに多い。
商売上、証券会社は、基本的に強気です。
株価が下がると
「そこが底!」
と言ったりする。
また、下がると
「そこが底!」
と言ったりする。
「そこが底~」
「そこが底~」
いったい、どこが底かと思う?
さて、
インド株については、自国民があまり保有していないので
外国人次第になる。
金融危機前、インド株が最高値近辺のとき
ある証券会社のノルマ支店長さんが
「まだまだ買いですよ~」
「投資をしていて、持っていないほうがおかしいですよ~」
と言っていた。
その証券会社と取引のある人に
「今、その支店長は、どうされているのですか?」
と聞くと
「もう転勤していないわ~、遠いところだったと思う。」
「偉くなったらしい。そんなもんや…」
以前、わたしの知っている個人投資家も
「インド株で儲けているのよ~」
「すごいでしょ~」
と言っていた。
わたしは、
「インド株は、難しいですよ。」
「ルピー(インドの通貨)も高いですよ。」
と話すと
「ルピー?」
「なーにそれ?」
と言われた。
先日、お会いしたときに聞いたら
「おはずかしながら、まだ含み損があります~」と
下を向いて話をされた。
マスコミなどで、一時話題になった
アルセロール・ミッタルも実態は、厳しいと思う。
GS(ゴールドマンサックス)の人からも聞いた。
「インドは、政治、文化、宗教など、
かなり難しい投資先ですよ~」
と言っていた。
カースト制度
先日、たまたまインドネシアから帰って来た人が
カースト制度について話をしていた
「金持ちの人はすごいよ!」
インド人と金(ゴールド)の
歴史的な関係も勉強する必要がある。
インドIT企業は、アメリカの下請けだったので、
デカップリング論など、もともとなかった。
自分の肌感覚のないところへの投資は
慎重になるべきでしょう。
(個人的な考え)
インドがよいと思うのであれば(個人の自由です。)
インド株ではなく、インド経済の発展にも貢献できる
足元の高い技術力と経営ノウハウをもった
日本企業を捜すほうが「わかりやすい」と思う。
おしまいです。
PS.
アメリカの新学期は、秋に始まります。
クリスマス商戦は、例年より早く10月から始まっている。
従来と違い経済統計がいびつになっているので
わかりづらくなっています。
専門家のように単純な見方をしないようにすべきと思う。