「文化の日」の真実

投財堂さん
投財堂さん

11月3日 「文化の日」

男 「ああ~、惜しかったねぇ坊ちゃん、そこはハズレだ。はい1本だけね。」

子供 「ええ~~!またハズレなの~?本当に当たるの?コレ。」

男 「何を言ってるんだね坊ちゃん。おじちゃんはね、インチキは嫌いなんだ。」
   「もう1回、挑戦してみるかい?今度は当たるかも知れないよ。」

子供 「うん、やるやる。ハイ20円。」

子供は、男に20円を渡すと目の前にあるルーレットを回し始めた。
ルーレットといっても、ベニヤ板で出来ていた。完全な手作りルーレットである。
盤面には、数字が書かれている。
12時と6時の位置には「3本」、3時と9時の位置には「2本」。
それ以外の余白には「1本」と書かれていた。

つまり、こういう事だ。
手製のルーレットを回し、針が時計の12時と6時の位置で止まれば「3本」
3時と9時の位置で止まれば「2本」。
それ以外の位置なら「1本」。
1回20円を払い、何かを貰うというわけである。

そして今だから断言出来るが、12時と6時の位置には止まらない。
そう、針は12時と6時の位置には止まらないように出来ていた。

それを知らない子供は、テキ屋に何度もお金を払い当たるまで挑戦した。

子供はそこまでして何を当てようとしていたのか?

コレだ↓




これが「文化フライ」である。
とにかく美味かった。
子供は、1回で3本食べたかった。だから、外れても外れても何度も挑戦した。
1本があまりにも薄かった。
薄かったから、何としてでも20円で3本食べたかったのであろう。

懐かしいなぁ・・・あの頃・・・そして、「文化フライ」の歴史。

文化の日が来る度に、文化フライが頭の中を駆け巡るのである。


※文化フライ※
元々は浦安の小麦粉を練ったものにパン粉をつけて揚げた料理「玉子フライ」を
東京都足立区の長谷川まさこという女性が改良し、露店で売り出した。
名前の由来は、当時「文化鍋」や「文化包丁」等、
物品に「文化」と付けて売るのが流行していたため、それにあやかり
「文化フライ」となった。


最後に、私の立場だが・・・
この記事に登場する「子供」が私なのか、「テキ屋」が私なのか・・・。
どちらが私なんだ?

それは誰も知らない。ただ・・・

私がどちらの立場であっても「文化フライ」の話は真実なのである。

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