意外性のないマーケットでした。
米国株式市場が下落した影響を受けて、44円安で寄り付いた日経平均株価は、僅か58円の値幅の中での小動きに終始して、3.45円、0.03%の僅かな下げで大引けを迎えました。
ただし、小動きとは言いながらも、基調は軟調で、もし5%弱大幅な株高となったファーストリテイリングの貢献がなければ、あと30円ほどは安くなっていたようです。
その他の銘柄では、公的資金の注入が検討されていることが評価された日本航空の株価が6.8弱上げています。
日経平均株価が午後2時ごろに13円高まで上昇しているのは、三井物産の株価の動きに見られるように、商社株の上昇が影響したと見ています。
いずれにしても、米国株式市場など海外の要因で、マーケットの動きの太宗が決まってしまう構図が続いています。
アジア市場はマレーシアを除いて下げています。上海は0.45%の下落でした。
GLOBEXでは、ダウ(-41ドル)、ナスダック(-6ポイント)ともに下げています。ただし、下げ幅は縮まってきています。
今日は、FRBのベージュブックと呼ばれる地区連銀経済報告の発表が予定されていますが、それ以上に決算に注目が集まっているようです。ボーイング、ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレーの3社が焦点ですが、その他にも、イーベイ、アメリカン航空、コンチネンタル航空など続々と出てきますので目が離せません。
なお、CMEの日経平均先物価格(円ベース)は現在10,270円。米国株式市場がこのままの推移であれば、明日の寄り付きは安そうなのですが、果たしてどうなるのでしょう?
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