米国株式市場が反落したのを受けて、今日の日経平均株価は多少安く始まりそうなのですが、ザラバは軟調気味ながら、小動きの推移を想定しています。
ダウ平均株価は50.71ドル、0.5%の下落となりました。9月の住宅着工件数が年率換算で59万戸と、事前予想の61万戸を大きく下回った影響が大きかったようです。
加えて、主要企業の決算内容がかなりマチマチであったことが、好決算続きで楽観的になっていた投資家心理に多少のダメージを与えたと見ています。
7-9月期の利益がコンセンサスを上回りながら、売上が期待に達しなかったことで、デュポンの株価が2.2%弱の下落となりました。
一方で、業績は低迷したものの、通期の利益予想を1株当たり1.1-1.3ドルと、これまでの95セントを大きく上方修正したキャタピラーの株価が3.0%上昇しています。
ダウ平均株価の下落を受けて、CMEの日経平均先物価格は10,305円となっていますから、これが今日の日経平均株価の寄り付きのメドとなりそうです。
ただし、米国市場の引け後にヤフーが好決算を発表しており、ザラバで0.3%下落していた株価が、時間外では5.2%弱の急騰となっているため、今日の寄り付き価格に影響を与える可能性がありそうです。
今日は、大きな経済指標は予定されておらず、決算もキャノン電子をはじめ数社にとどまりますので、ザラバの動きは、上海市場と、重要な決算発表が続く米国市場の動向に影響されるように思います。
対ドル円レートの動きは比較的に安定しています。
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