今日の日経平均株価は下落こそしたものの、想定よりも強かったという印象です。ただし、海外要因に振り回される展開であることが気になります。
先週金曜日に米国株式市場が下落したことを受けて、78円安で寄り付いた日経平均株価は、10時半頃には下げ幅を132円まで拡大しました。ところが、後場になると一転して上昇基調となり、21.05円、0.21%安まで戻して大引けを迎えました。
後場になってガラっと基調が変化した背景には、上海市場が力強く上昇したことがあると見ています。
アジアの株式市場は、上海の2%を上回る上昇を先頭に、堅調に上昇しています。香港が1.2%と好調に上げたことも目を引きました。
加えて、GLOBEXでの米国株が上昇基調で推移したことも、日経平均価格の大引け近くの上昇を支えたと思われます。現在ダウは51ドル、ナスダックは9.5ポイントとともに上げ幅を拡大してきています。
きょうの米国市場では、10月のNAHB住宅市場指数の発表が予定されていますが、それよりもアップル、テキサス・インスツルメンツの決算に対する期待が高まっているようです。ただし、両社とも発表は引け後です。したがって、引け後の時間外取引の状況が、明日の日経平均株価に大きな影響を与えそうです。
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