対ドル円高に振り回された一日でした。アジア市場が上昇する中で、日本だけが取り残されたという印象です。
日経平均株価は19円高で始まりましたが、すぐに下落基調となり、10時前には60円安と今日の安値を付けました。しかしながら、その後徐々に盛り返して、16.35円、0.16%の小幅下落で終えています。
好決算のインテル効果も、円高の動きが相殺してしまいました。食品など内需・ディフェンシブ型のセクターや、代表的な円高メリットセクターである紙・パルプの堅調さが目立っており、マーケットが為替を気にしている様子が鮮明でした。
アジア市場は上昇しています。香港の1.95%を先頭に、ほとんどの市場の上昇率が1%を上回りました。小幅とはいえ、日経平均株価の下落が目を引きます。
GLOBEXでは、ダウ(+105ドル)、ナスダック(+22.75ポイント)とも大幅上昇。前日引け後のインテルの好決算がそのまま反映している模様です。時間を追って上げ幅が拡大しています。
今日は、場が開ける前にJPモルガン・チェースの決算発表がありますから、予断は許しませんが、悲観的になる特別な理由はありません。
経済指標としては、9月の小売売上高と輸出入価格、8月の企業在庫などの発表が予定されています。加えて、9月のFOMC議事録が公表されます。
明日の日経平均株価は、今日の反動による上昇を期待したいところですが、やはり為替の動きに振り回されることを考慮せざるを得ません。
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