出だしは好調

[麦にゃんさん]

12日の米株式相場は買い先行で始まった。ダウ工業株30種平均は午前９時35分現在、前週末比36ドル43セント高の9901ドル37セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同10.64ポイント高の2149.92で推移している。米主要企業の四半期決算発表を控え、業績改善への期待を背景に買いが優勢になっている。原油や金など商品先物相場の上昇を受け、素材・エネルギー株が買われている。
　ダウ平均の構成銘柄では、ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）や半導体大手インテル、非鉄大手アルコアが高い。エクソンモービルやシェブロンなど石油株が買われ、ニューモント・マイニングなどの金鉱株が上昇。７～９月期の１株利益見通しを引き上げた米家電メーカーのブラック・アンド・デッカーが９％高で推移している。
　一方、前週末に買われたＩＢＭが小幅安。