ひとりごと日記です。
先日、証券マンと話をする機会があった。
円高(ドル安)でFXなどでは
証拠金切れによるロスカットしないためには
「どうしたらよいのか」との問い合わせが多いようだ。
わたしに
「投資は何を参考にしているのですか?」
と聞いてきた。
めんどうなので「いろいろ」と答えた。
すると
「日経新聞ですね!」と勝手に答えを決められた。
めんどうなので
「はい、そうです。」と答えた。
(^_^;)
その日経新聞などの経済誌にも記載されているように
住宅よりも商業用不動産価格のほうが
加速度的に下がっている。
早くから、野村総研のリチャード・クー氏は、
この点も細かく指摘されていた。
過剰流動性で起きた問題を
過剰流動性で解決できないことを
正しく理解すべきでしょう。
街を歩いていても
シャッターが閉まっている店をよく見かける。
商業用不動産を証券化してもほとんど売れなくなっている。
野村證券さんのリート担当者も、
また青ざめた表情になっているだろう。
(~_~;)
商業用不動産価値が下落すると
周りの不動産価格も下がる。
(・o・)!
住宅と同じようなイメージでもよいと思う。
1億の物件が競売により2,000万で落札されたら
まわりの住宅価格も2,000万がひとつの基準になる。
証券化商品を組成している物理学者や数学者は、
この経済の原理を知らない。
知っているのは、複雑な因数分解など
数学の確率論の原理など。
前提は、過去のデータにもとづくものなので
現在のようにアメリカ住宅価格の大幅下落など
過去にないことが起きればアウトです。
ロボットは、エラーを出す。
(・へ・)!
こうなると銀行は大変です。
住宅ローンは、長期間なので、まだましなところもあるが
商業用不動産は、借り換えなので大変。
借り換えできない…
住宅問題が解決していない中で
商業用不動産価格が下落しているので
アメリカの地方銀行は、バタバタ倒れている。
(>_
価格の下落で損する。
証券化商品の下落で損する。
ダブルパンチと言う。
親しいメガバンク(日本)の行員と話をした。
~金融庁から中小企業にお金を貸すように言われているが
とんでもない。(リスクテイクできない。)
新東京銀行のようになってしまう。
いろいろ考えてはいるが
仕方ないので、業務を縮小しているよ…
わたしは、黙って聞いていた。
結局、債務保証のデリバティブも、問題の先送りに過ぎず
原債券のローン回収率が改善しないと
残念ながら、債務保証保険であるCDSの問題は解決しません。
金融機関は、簿外(オフ・バランス)で処理しているので
普通の専門家には、全くわからないと思う。
実需の住宅価格が安定的に上昇しないと(競売はダメ)
オフ・バランスで隠されたお化けがでてきます。
よくわからない投資家は、
迫力のあるお化け屋敷に行けば
少しだけわかるかもしれません。
見えないところから、お化けが出てくる…
わたしも個人的に好きな
ウォーレン・バフェト氏は、
その点を親切に警告してくださっている。
おしまいです。
PS.
野村総合研究所
リチャード・クー氏の9月28日
マンデー・ミーティング・メモは参考になると思う。