ヨッシーさんのブログ

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あなたは不利な投資環境に我慢できますか?

個人投資家のみなさんは知り合いなどから手ほどきを受けて株式投資を始める人もいるでしょうが、多くは書店に並んでいる投資入門書や投資雑誌を読んで研究をしながら投資に手を染めていくのでしょう。

でも、こういった書籍では必ず「株は安いときに買って高くなったら売る」と書いてあります。確かにこれは間違いではありませんが、これでは完全な片手落ちです。

本来は「株は安いときに買って高くなったら売る」、「株は高いときに売って安くなったら買い戻す」と併記するのが正解でしょうし、フェアな記載だと思います。

しかし、入門書では特に信用取引による空売りは「危険だ」、「失敗したときの損失が大きい」というような「悪」のイメージを植えつけてきます。中には信用取引も空売りも記載のない入門書も見受けられます。

こんな書籍をみて投資を始めるので個人投資家は株は「買う」もので、信用取引には「手を出すべきではない」し、空売りなんて「悪いこと」という印象で凝り固まってしまうのです。

確かに信用取引を始めるには証券会社の審査もありますし、一定の保証金が必要になりますので初心者には高いハードルがあります。しかも、それをクリアしない人には空売りはさせませんよ、ということになっています。

空売りを推奨するわけでは決してありませんが、株を「買い」からでも「売り」からでも入れるのは強みですし、逆に言えば「買い」しかできないのは片手を縛られて闘いに挑んでいるようなものと言わざるを得ません。その段階でものすごく不利な投資を強いられているわけです。

空売りができれば現物が下がりそうなときに「つなぎ売り」ができます。つなぎ売りは下げ相場では大きな強みですし、これが出来ないと株式現物を薄利で手放すか、塩漬けを作るしかなくなってしまいます。

私は株式投資では誰でも「買い」も「売り」からでも入れる環境が必要だと思いますし、その上で投資技術を磨いて利益を出していくべきだと考えています。しかし、現状の制度ではそれを許さず、投資書籍でも個人投資家がいかに不利な状況に置かれているかは書かれず、きれいごとだけが書かれています。

もちろん、しっかり勉強した上で「自分は信用取引はしない。現物だけで勝負する。」とされている人はいいのですが、(言葉は悪いですが)洗脳されて「信用取引」、「空売り」に拒否反応を示す個人投資家が多いのはとても悲しいです。

今は株よりFXという時代になってきていますが、FXではもちろん「買い」からでも、「売り」からでも入れますし、レバレッジをかけることができます。初心者でもFXでは平気でそういうことが出来るのに、株式になるといきなり拒否反応を示すのはどういうことなのでしょう?

確かに信用取引は借金をして株の売買をするわけですから、慎重に行う必要もありますが、上手く駆使すれば投資技術は格段に向上し、利益も確実に上がってくることは間違いありません。個人投資家も正しい目と正確な判断力が必要とされ、それが出来る人のみが生き残っていけるのでしょう。もはや株価も右肩上がりの時代ではなくなっているのですから。
6件のコメントがあります
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    〆リルリンチさん
    2009/9/26 09:55
    我慢できません。
    空売りで儲けますっ!
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    思惑さん
    2009/9/26 11:00
    >株式になるといきなり拒否反応を示すのはどういうことなのでしょう?

    株式は、発行済株数しかない限定商品だから、現物株の買いが基本になると考えます。

    FXは、通貨ペアを売りと買いのセットにしている商品だから、自国通貨を意識しなければ買いから入るとか売りから入るとの観念はもちえないと考えます。
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    ヨッシーさん
    2009/9/26 11:48
    〆リルリンチさん、こんにちは。

    株では買い一辺倒だと安くなるまで待っていないといけませんからね。そうなるとそれまでの間、資金は活かされないままになってしまいます(減らないという安心感はありますが)。

    空売りは確かに危険も多いですが、上手く利用すれば資金の有効活用になりますし、今のような相場環境では有利に働くことも多いと思います。ぜひ、大儲けしてください!
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    ヨッシーさん
    2009/9/26 11:55
    はっぴいえんどさん、こんにちは。

    確かに株式は数量限定生産品のようなものですね。基本は現物買いで正解だと思います。でも、人間は欲深い生き物なので、買いでも売りでも儲けられればラッキーと思う人も多いでしょうね。

    FXを例に挙げたのは少しまずかったかもしれませんが、FXで買いも売りも上手になれば、株式投資でもその手法は十分活用できるものだと思います。もちろん、先に書いたようにFXと株式では性格が全く違うものなので、直ちに全ての手法が有効だとは言えないかもしれませんが、株価が高いと思った人は空売りで儲けることも出来ると思います。

    ただ、今は投資家全てが空売り出来るわけではなく、証券会社の審査があったり、一定の証拠金がない人には空売りが出来ないことになっていますから、その辺を何とかできないものなのかなあと思ったりしています。
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    みやまな鉄砲長さん
    2009/9/26 20:25
    こんにちはーヨッシーさん

    えらくがっつり書きましたねぇ(^^ゞ
    空売りに悪いイメージは全然ないですけど、私は空売りはしない人なので(^^ゞ

    >逆に言えば「買い」しかできないのは片手を縛られて闘いに挑んでいるようなものと言わざるを得ません。

    ただし、これは逆もあると思うんですよね(^^ゞ

    両手が使えることで自分の首を絞めてしまう^^
    頂点をかいでつかんだあとにあわてて売りを入れる。
    売りから入って踏みあげられているのに
    ロスカットせず、買いではいるとか(笑)

    >初心者でもFXでは平気でそういうことが出来るのに、株式になるといきなり拒否反応を示すのはどういうことなのでしょう?

    FXは若干視点が違いますねぇ、、、(^^ゞ
    外貨ショートしても円を買うことと
    同じになっちゃうんですよね^^

    CFDの先物ショートなら最近はよくやりますが、
    私は個別株式の信用取引は確実に禁じ手にしています。

    きちんと買い物が出来ないなら、
    私は信用でも通用しないと思っているところもあるので(^^ゞ
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    ヨッシーさん
    2009/9/26 20:37
    鉄砲長さん、こんばんは。

    おっしゃるとおり信用取引、とりわけ空売りは時として自分の首を絞めることになり、場合によっては命取りになることも。

    売りと買いの往復で利益を取ってやろうとしてタイミングを外してしまい、往復で損失を重ねたことのある人も少なくはないんでしょうね。私も傷は小さかったですが、熱くなってやっちまったことあります。

    両手が自由に使えるということは両手をコントロールしなくちゃいけないことになりますから、負担は自ずと増えますね。コントロール不能になってしまったら、退場口へと導かれてしまいます。この辺難しいです。

    >きちんと買い物が出来ないなら、
    私は信用でも通用しないと思っているところもあるので(^^ゞ
    そのとおりですね。やっぱり基本がきちんとできない人は応用はできません。

    今は様々な金融商品が出てきて私なんか付いていけませんが、それぞれに技術を要するんでしょうね。幅広くそこそこにいくか、ひとつに絞って深く行くか、そのあたりは各個人投資家の判断ですし腕の見せ所でもありますね。
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