【丸井グループ】カード事業の不透明感から、株価低迷が…

[TIW藤根 靖晃さん]

カード事業の不透明感から、株価低迷が続くだろう

＜改正貸金業法の影響が懸念される＞
TIWでは今後の株価低迷を予想する。これは、(1)小売事業の苦戦が続いている、(2)カード事業で来年6月までに完全施行予定の改正貸金業法の影響が不透明、などの理由による。小売事業の収益が上向かない限り、全社ベースでの収益向上は期待できない。加えて、総量規制などカード事業に係る規制強化で利息返還金が増加する事態もあり得る。この場合は、業績へのマイナス影響が避けられない。

＜10/3期の計画達成は微妙な情勢＞
10/3期1Q（4-6月）の既存店は、前年同期比91％だった。計画比オンラインとはいえ、厳しい数字に変わりはない。その内訳を見ると来店客数が 107％と増えたのに対し、客単価が84％と大幅に下落している。顧客の低価格志向が一段と強まっていることが窺える。足元の既存店は7月が83.5％、 8月が87.6％（速報）と厳しかった。このままで推移すれば、下期の既存店の前提が96％と高いこともあり、10/3期の計画達成は微妙な情勢と言えよう。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW　http://www.tiw.jp/
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