るきるきさんのブログ

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日々投資090908+注目銘柄

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後場に値を伸ばし小高く引けた日本市場でしたが、閑散+先物主導という、引き続きあまり意味のない上昇だったと言って良いでしょう。上値が重い一因として円高があったとも言えそうですが、すでにマズイところに位置していると考えれば、この悪材料はスルーに近い状態であったと思います。現在のところダウは堅調ではありますが、為替は急激に円高に進行しており92円を割る勢いですが、91円を割り込むようなことがありますと更に円高に振れる可能性がありますので注意は必要です。

正直な感想を言えば、おおむね日本企業の想定為替は95円となっており、このラインを割り込んで時間が経っていますので、嫌気されなければおかしい状態ではあります。もし投機筋が日本市場を売り崩すつもりであるならば、この材料を利用しない手はありませんので、先物によって値が保たれている状態ということ自体を警戒した方が良いのは事実でしょう。

二酸化炭素削減25%という政策に右往左往している国内ですが、これは中期的には非常に良い政策であると思います。削減するということはクリーンエネルギーを推進するということですが、日本は資源のない国ですのでこのあたりの技術は世界的に一歩リードしている部分が多いわけです。ところが自民党政権は、この部分の政策に関して「も」極めて無能でした。オイルショック以来、長い時間と費用をかけて開発してきた太陽発電技術も、市場の拡大が見えてきた寸前になって手を引きあっさり抜かれていますし、市場の拡大によってシリコン不足になった時も全くバックアップを行いませんでした。

「技術一流、政治三流」と言われるとおりで、日本において言えば頑張っていたのは企業であって、政府は金をむしり取ることばかりに腐心し、むしろ技術や経済の進展という意味では足を引っ張ってきたと言うのが正しいでしょう。実際、景気刺激策としてこの分野へ割り当てられた金額はたった1000億円ですから、「金を稼げる分野」は切り捨てであったと言うことが出来ます。定額給付などという票買い政策の資金をこっち方面に振り分ければ中長期的には違った効果が生まれたと思います。

つまるところ、「二酸化炭素削減25%の実施」ということであれば、1000億円という配分はあり得ないことになりますし、優れた技術を国家プロジェクトに据え置くといこと自体、いままではあまり事例がなかったことですので、飛躍的な向上が期待できると思います。そのうち落ちることもあるでしょうから、ぜひポートフォリオに入れて注視してください。


注目銘柄

買い
6018阪神内燃
歴史的安値圏。船舶建造の回復は低調と見られており処分売りも出ていると思われますが、技術力はある企業です。下げ止まりが見られておりリバ期待。


売り

6101ツガミ
6145日特エンジニアリング
6440JUKI
6501日立
6640第一精工
 取扱注意
6755富士通ゼネラル
6796クラリオン
6801東光
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