文化庁調査の「国語に関する世論調査」では、慣用
句や故事成語の意味を取り違えたり、間違って使われ
るケースが多いことが明らかになりました。
例えば「破天荒」。本来の意味は「だれも成し得な
かったことをすること」ですが、64%の人が「豪快
で大胆な様子」と回答。また、「何もせずに傍観して
いる」意味の「手をこまねく」という表現は、45%
が「準備して待ち構える」と解しています。
慣用句や故事成語の多くは習って覚えたのではなく、
読書や実際に使われている事例を見たり・聞いたりし
てなんとなくニュアンスで理解しているケースが少な
くないと思われます。この調査結果が発表された時に
は、「破天荒」などの語句が検索ランキングで急上昇
したそうです。