はるるっぴさんのブログ
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日本の過去の教訓が生かされない訳
私のリスペクトがどんぐりをもっている。
私のリスペクトのイラストには、意味があると思う。
前回は、花火だったので
花火のように株価が上昇することを
イメージされていたのかもしれません。
今回は、どんぐりなので
どんぐりころころ…
お池にはまってさあ大変!
(>_<)
株価がころころと下がること
イメージされているかもしれません?
(・・?
さて、本題
日経平均は、1989年12月29日の38915円から
2003年4月28日の7607円(りそな公的資金投入)まで
80%下落した。
(・o・)!
2002年に日経平均は、大幅に銘柄を入れ替えているので
本当は、単純に比較できないが
長い時間をかけて、それだけ下落したことは、わかる。
当時の日本の教訓を
アメリカ発の世界経済危機に生かしましょうといった
論調もある。
しかし、今回の問題は、複雑なデリバティブが
複雑に関係しているので
全く質の違う、より深刻なものです。
(・_・;)
当時の日本の問題は
日本一国の問題だった。
欧米先進国は、余裕があったので、
日本の不動産を、うそみたいに安い値段で買った。
ホテルも知らない間に外国資本になっているところがある。
今回は、アメリカ一国の問題ではない。
以前の日経ヴェリタス誌にも、
デカップリング論は、死語として紹介されていた。
日本や中国が、アメリカやヨーロッパを救済することは、
現実的に難しい。
また、
当時の日本は、貿易黒字国だった。
今回の問題の震源地、アメリカは、
巨大な貿易赤字国であることは、
多くの投資家は知っている。
さらに、当時の日本は、不動産価格の大幅下落による
不動産を担保にした融資がダメになったことが、
ポイントのひとつであり
問題の本質は、立派な学者さんたちが理解できた。
しかし、今回のアメリカが世界中にばらまいた
証券化商品と名の付く
毒まんじゅうは、査定ができない。
(以前のリチャード・クー氏リポート参照)
得体のしれないものになっている。
有名な榊原先生も「さっぱりわからない」と言っていた。
金融のプロフェショナルでも理解できない。
アメリカ発、世界同時多発危機を
安易に昔の日本のバブル崩壊、
または過去の世界大恐慌と比較することはできない。
ヒマな専門家がすることです。
(^_^;)
ファンダメンタルズは、株価には、まだ反映されていない。
日米欧経済は、地盤沈下しているのが、現実です。
以前、証券会社のトップエコノミストと、
たまたま応接で話ができた。
その方は、日経さんにもたまに登場する。
日経さんの建前記事とは、正反対のことを言っていた。
わたしに話をされたことが本音に近いと思う。
世界が協調してこの経済危機を乗り越えてほしいと思う。
長期投資家は、ひとつの時代の変化に気づくべきでしょう。
長期投資家にとっては、スキルを高めるチャンスでもある。
過剰流動性で起きた問題は、過剰流動性で解決できない。
おしまいです。
PS.
わたしの日記は、ひとりチェッカーがいます。
貼り付けを頼んだりしています。
また、わたしが金融の素人のため
金融機関の知人がときどき
見てくれています。
「余計なことを書かないように!」
(・へ・)!
と指摘されています。
少々前、みんかぶの事務局さんにお願いして
日記の内容などを少しチェックしていただきました。
いままでのところ特に問題になるような
表現などはないとのことです。
いきすぎた表現があるとは思いますが、注意したい。
少々忙しいので適切ではない文言などあれば、
事務局さんに申し出いただければ、幸いです。
夏は忙しかったので
株はあまりやりませんでした。