【横河電機】費用削減の積み増しなど織り込み…

TIW藤根 靖晃さん
TIW藤根 靖晃さん
費用削減の積み増しなど織り込み、通期TIW利益予想を引上げた

<株価は最近の上昇で割安感が薄れた>
株価は最近の上昇で割安感は薄まっているが、この上昇過程で、受注の回復感、及び費用削減の順調な進捗等をほぼ織り込んだと考えられる。更なる上昇には、半導体テスタ事業の抜本的な対策など非連続の打ち手が必要であろう。

<海外制御の受注回復を受け、上期受注高計画を引上げ>
10/3期1Q(4-6月)の売上はほぼ想定線ながら、営業損益は計画比40億円程度改善の模様。受注高は前4Q(1-3月)比では5%の増加に転じた。海外制御の受注高が想定以上に回復したことを受けて、上期の受注高計画が1,570億円に引上げられた。通期業績計画は据え置かれたが、費用削減の積み増し等を織り込み、TIWの通期利益予想を今回上方修正。

<下期の計測機器の下振れリスクは若干後退>
制御は海外市場で新規プラント建設着工など回復感が見え始めており、受注も大底を打ちつつある。計測機器の下期赤字縮小には依然下振れ懸念はあるが、半導体テスタの市場が戻り基調にあることを考慮すれば、そのリスクは従前より小さくなっているとTIWでは考えている。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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