【日本光電】国内AED販売や海外売上未達の可能性を織り込み…

[TIW藤根 靖晃さん]

国内AED販売や海外売上未達の可能性を織り込み、TIW業績予想を若干引下げ

＜株価は当面上昇一服を予想＞
株価は5月以降の上昇により割安感が薄まっており、当面上昇基調は一服すると予想。株価のもう一段の上昇には、欧米での機器購入の再開や中国でのコストダウンモデルの拡販等により海外販売が加速し、トップラインの拡大基調回帰が見えてくることが条件となろう。

＜国内ではAEDの販売が低迷＞
10/3期1Q（4-6月）は、前年同期比17％減収、59％営業減益でややスローな滑り出しとなった。海外では、欧米が景気低迷の影響から生体情報モニタなど機器購入抑制の動きが継続している他、ロシアやトルコ向けも悪化。国内ではAED（自動体外式除細動器）の1Q販売が5,100台と低迷。

＜通期のTIW業績予想を若干引下げ＞
10/3通期は、国内のAED販売や生体情報モニタを中心とした海外売上が計画比若干未達となる可能性を織り込み、TIWの通期売上予想を会社計画より20億円少ない1,050億円に引下げた。ただ、経費削減は順調に進捗しており、利益の下振れは数億円に留まると予想。

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