【青山商事】10/3期1Qは苦戦も概ね会社想定の範囲内

[TIW藤根 靖晃さん]

10/3期1Qは苦戦も概ね会社想定の範囲内

＜緩やかな株価上昇を予想する＞
既存店の前年割れが続く状況下では、株価の本格上昇は難しいと考える。しかしながらTIWでは前回レポート（09年6月23日）で示した「株価は緩やかな上昇が続く」とする見方を継続する。これは、(1)10/3期は同社計画値近辺での着地が見込まれる、(2)10/3期が業績のボトムで11/3期は上向きに転じそう、(3)実績PBR（09年6月）は0.5倍弱と依然低位に止まっている、などの理由による。

＜民主党の政策はプラス要因になり得よう＞
10/3期1Q（4-6月）は、前年同期比6％減収、同36％営業減益。1Qの既存店売上高は個人消費の低迷が直撃し、上期計画の▲6％に対し、 ▲8.1％とショートした。数字的には厳しかったが、概ね会社想定の範囲内であり、同社は2Q累計（4-9月）および通期業績予想を据え置いた。なお、民主党政権により同党のマニフェストに掲げた子ども手当や高校の実質無償化が実現した場合は、これまで我慢を強いられてきたサラリーマン層がスーツ購入に踏み切る可能性があり、同社業績に対するプラス要因になり得よう。

---------------------------------------------------
コンテンツ提供元 : 株式会社TIW　http://www.tiw.jp/
---------------------------------------------------