改善基調は足元で継続しているが、通期損益の未達を想定
<電池の収益性の本格回復が条件>
パナソニック(6752)によるTOB実施後、今期末のBPSは約23円になる見通しである。株価の本格上昇には電池の収益性の本格回復が見えてくることが条件との従来からのTIW見方は不変。
<通期損益は計画比未達をTIWでは予想>
1Q(4-6月)の改善基調が足元でも継続しており、修正後の上期計画は達成確度が高いとみる。一方、下期についてはもともと計画が強気であったこと、年末商戦も含め個人消費動向に不透明感が強いことから、会社計画達成のハードルは依然高いと判断し、TIWでは通期損益の未達を予想。
<コンポーネントの下振れをTIWでは想定>
10/3通期のセグメント別営業損益に関してはコマーシャルが若干下振れてもコンシューマでカバーし、両部門合計ではほぼ会社計画線で推移できるとみる。会社利益予想とTIW予想の差は電池を中心としたコンポーネントの見方の違いだ。部品需要の持続性では、今秋投入されるウィンドウズ7関連需要、中国国慶節商戦や海外年末商戦等の動向が鍵を握る。太陽電池は通期計画に届かないとTIWでは見ている。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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