株価は足もとの業績回復をすでに織込んだ模様
10/3 期1Q（4-6月）業績は大幅減収大幅減益となったものの、足もとでは国内MPU（マイクロプロセッサ）向けや中国内需関連中心に回復傾向にある。株価は 2009年2-3月の安値圏から大幅上昇し、足元10/3期TIW予想PER18.5倍、同11/3期12.9倍の水準にある。PC、携帯電話、デジタル家電や自動車、ゲーム機器など最終製品需要の回復傾向が明確になれば、高機能向け技術に強い同社の強みが生き、業績拡大期待が高まろうが、目先の業績回復はすでに織込んだ株価水準と推測される。株価は当面もみ合う展開を予想する。
10/3期1Q業績は前年同期比48.0％減収、74.8％営業減益となった。主力のめっき薬品の需要減少やニッケル価格沈静化などが要因。海外子会社について業績ボトムの2009年1-3月期を取りこんでいることも影響した。ただ足もとでは会社想定以上の回復ペースで、業績は会社計画線上で推移している模様。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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