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対外政策の変化に神経
●【政治】米「野党勝利で混乱招来を憂慮」…中国「両国関係改善」
米国と中国は30日の衆議院総選挙で、民主党勝利が確実となったことを受けて、
今後の対外政策の変化に神経を尖らせる雰囲気だ。
中国は日中関係に大きい変化はないと判断しながらも、民主党が遊説期間、日
中関係のアキレス腱である靖国神社参拝に反対すると宣言するなど、前向きの姿
を見せていることを肯定的に評価した。
特に新政府の次期総理に指名される鳩山由紀夫民主党代表が、現在、自民党の
米国中心外交から中国をはじめとするアジア諸国との関係改善に向かうと期待し
ている。
鳩山代表は自叙伝で「(日本は)覇権から遠ざかる米国と覇権として浮上する中
国の間で活路を模索しなければならない」と明らかにしたことがある。
劉江永清華大国際問題研究所教授は30日、半官営通信である中国新聞社とのイ
ンタビューで「民主党が執権するからといって、日中間の争点が解決されるので
はないが、両国関係が良くなるだろう」と展望した。
米紙ニューヨークタイムズ(NYT)は29日、最近実施された世論調査で、民主党
が全体議席480議席中300席以上を占めると調査されたとして、これは永らく低迷
していた日本経済と政治に対する有権者らの不満に起因したものと分析した。
同紙は自民党が民主党の圧倒的勝利展望に対して「新しい独裁党」が誕生する
と警告しているが、鳩山代表は日本政界で、世論を率いる巨大与党の戦略を嫌悪
していると繰り返し明らかにしたと伝えた。
米国内の一部では、鳩山代表が米国式新自由主義と米国一極体制を批判してき
た点を挙げて、両国関係に否定的影響を及ぼす可能性に対する憂慮が出てきてい
る。
ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)アジア担当専任補佐官出身のマイケル
・グリーン・ジョージタウン大教授は「民主党が現政権の米国テロ戦争支援など
を批判しているといって、実際執権を通して、日米同盟関係を危険に陥れる行為
に連結させないだろう」としつつも、「民主党の勝利が両国政府に混乱を招くよ
うになる」と話した。
米国 不安 中国 歓迎なのか?
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