28日の東京株式市場で日経平均株価は反発。大引けは前日比60円17銭(0.57%)高の1万534円14銭だった。前日の大幅下落を受け、きょう28日は自律反発機運が台頭。一方的に上値を追うほどの勢いはなかったものの、小高い水準での値動きが目立った。東証株価指数(TOPIX)も反発した。 朝方発表の7月の完全失業率は過去最悪を更新した。有効求人倍率も3カ月連続で過去最低を更新したが、市場の反応は限られた。両指標が景気動向より遅れる特徴があることに加え、外需主導による企業業績の改善傾向への期待感が根強く、嫌気売りを吸収した。