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雇用 消費はますます悪くなる NY今日も高い
指標予測=7月全世帯消費支出は前年比‐0.5%、厳しい雇用・所得で3カ月ぶりマイナス
09/08/28 07:02
*この記事は21日に配信しました。
[東京 21日 ロイター] ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、7月
の全世帯消費支出(2人以上世帯)の予測中央値は前年比実質0.5%減となり、3カ月
ぶりのマイナスとなる見通し。季節調整済み全世帯消費支出は、前月比0.1%減が予測
中央値となった。厳しい雇用・所得環境を背景に、消費全体のモメンタムは弱いとの指摘
が出ている。総務省は28日午前8時30分に家計調査を発表する。
エコノミストからは、7月の消費支出について「ボーナスの減少、関東甲信地方などを
除き全国的に梅雨明けが遅く、中国・九州北部豪雨の影響などが消費の足を引っ張ったと
見られる」(三井住友アセットマネジメント)との声や、「政策による押し上げ効果を加
味しても消費全体としてのモメンタムは弱い」(三菱総合研究所)との指摘が相次いだ。
失業率の上昇が続くなど「雇用・所得環境は依然として厳しい状況が続いており、引き
続き全般的な消費実勢は弱い」(農林中金総合研究所)という。4─6月期の国内総生産
(GDP)ベースの個人消費は前期比プラスに転じたもの「先行きは経済対策による追加
的な押し上げ効果の弱まりや雇用・所得環境の悪化、冷夏などの悪材料もある。7─9月
期は再びマイナスに転じる可能性もあるだろう」(第一生命経済研究所)として、再び落
ち込む可能性が浮上している。
指標予測=7月完全失業率は5.5%に上昇、有効求人倍率は0.43倍で横ばい
09/08/28 07:01
*この記事は21日に配信したものです。
[東京 21日 ロイター] ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、総務
省が28日午前8時30分に発表する7月の完全失業率(季節調整値)の予測中央値は
5.5%となり、6月の5.4%からさらに上昇する見込み。有効求人倍率の予測中央値
は0.43倍と、これまでの過去最低水準だった6月から横ばいで推移すると見込まれて
いる。
輸出や生産は持ち直し基調が続いているため、フロー面の動きをとらえた求人の動きは
下げ止まりが見込まれている。「新規求人数が下げどまりから増加に転じるなど、減産緩
和や政策効果が徐々に浸透している。有効求人倍率の悪化に歯止めがかかる公算が大きい
」(信金中金総研)と指摘する調査機関もある。
一方、ストック面をとらえた失業率は、遅行指標のため、まだ悪化が続く見通し。6月
からさらに上昇して5.5%と過去最悪の水準に達するとの見方が多い。企業活動の水準
は金融危機前と比べてまだ相当低いために、雇用の過剰感は引き続き残り、「年末にかけ
て6%近くまで達する」(第一生命経済研究所)との見方も出ている。ただ、新規求人の
底打ち感もあり、失業率の悪化ペースは緩やかになると見られている。
全体として「悪化が続いていた労働市場にも下げ止まりの兆しが見え始める可能性があ
る」(マネックス証券)との見方も出ている。
各社の予想は以下の通り。
<失業率・有効求人倍率>
失業率(%) 有効求人倍率(倍)
中央値 5.5 0.43
最大値 5.6 0.45
最小値 5.5 0.42
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